今回はGoogleスプレッドシートのインポート・タウンロードについて説明していきます。
- すでに作りこんだExcelのデータがあり、Googleスプレッドシートを作り直すのは手間がかかるので、Excelのままでいい
- 普段の仕事のやりとりはExcelがメインなので、Googleスプレッドシートを使うのは難しい
Googleスプレッドシートに興味を持っているけど、上記の理由でGoogleスプレッドシートを使うのをためらっている方も多いと思います。
GoogleスプレッドシートはExcelの取り込み(インポート)、出力(ダウンロード)ができます。
これらの悩みは、インポート、ダウンロードすることによって解決します。
- インポート機能を使ってExcelからGoogleスプレッドシートへ移行
- 下図のようにベースはGoogleスプレッドシート使用、メールでやり取りするときだけはExcelを使用
①メールで送るときはExcel形式でダウンロード
②メールでExcelを受け取ってインポート
Excelでないといけないという方も、Googleスプレッドシートの切り替えの一助となればと思います。
それでは学んでいきましょう。
Googleスプレッドシート インポート・ダウンロード
Googleスプレッドシートにインポート
インポートできるファイル形式
以下のファイル形式がインポートできます。
パスワードで保護されているとインポートできませんのでインポートするときは解除してください。
- .xls(Microsoft® Office 95 より後)
- .xlsx
- .xlsm
- .xlt
- .xltx
- .xltm
- .ods
- .csv
- .txt
- .tsv
- .tab
インポート手順
①Google スプレッドシートを立ち上げて、新規か既存にあるスプレッドシートを開きます。
②メニューバー[ファイル]をクリック
③[インポート] をクリック
④『ファイルをインポート』のウィンドウが出てきますので、[アップロード]タブをクリック
⑤画面にインポートしたいファイルをドラッグ&ドロップ
※パソコンのフォルダからファイルを選択したい場合は[デバイスのファイル選択]をクリック
Googleドライブにインポートしたファイルがある場合は、マイドライブからファイルを選択します。
⑥インポートの設定画面がでてくるので、インポート場所を選択
※インポート場所については後述します。
⑦[データをインポート]ボタンをクリック
インポート場所
インポート場所6つのタイプがあります。
- 新しいスプレッドシートを作成する: 読み込んだデータから新規にスプレッドシートを作成します。
- 新しいシートを挿入する: 既存のスプレッドシートに、読み込んだデータを別シートとして追加します。
- スプレッドシートを置換する: 開いているスプレッドシートを、読み込んだファイルのデータで置き換えます。
- 現在のシートを置換する: 現在のシートの内容を読み込んだデータで置き換えます。
- 現在のシートに行を追加する: 現在のシートのデータが含まれる最終行の下に、読み込んだデータを追加します。
- 選択したセルを先頭にデータを置換する: 選択したセル範囲内のデータを、読み込んだデータで置き換えます。
現在のシートを置換する/現在のシートに行を追加する/選択したセルを先頭にデータを置換するはExcelのインポートでは選択できません。
Excelは複数シートをインポートする場合があるためだと思われます。
csv や txt のような書式なしテキストファイルのインポート
インポートファイルがcsv や txt のような書式なしテキストファイルを読み込む場合は、
⑥のインポート場所の設定画面に、『区切り文字の種類』、『テキストを数値、日付、数式に変換』の選択がでてきます。
⑥インポート場所を選択
⑥-2区切り文字の種類:インポートするファイルの区切り文字の種類を選択
※区切り文字の種類については後述します。
基本的には初期設定の『自動的に検出する』のままでいいです。
⑥-3テキストを数値、日付、数式に変換する:チェック入れると、テキストを数値、日付、数式に変換されます。
※デフォルトチェック有、基本的にはチェック有のままでいいです。
⑦[データをインポート]ボタンをクリック
区切り文字の種類
- 自動的に検出: データセットを区切る方法を自動的に検出します。たとえば、固定幅形式のファイルを検出できます。
- タブ
- カンマ
- カスタム: データの区切り文字にカスタム文字を選択します。
インポートファイル名
新しいスプレッドシートを作成する・スプレッドシートを置換するでインポートした場合、Googleスプレッドのファイル名ははインポートしたファイル名になります。
インポートシート名
- Excel
Googleスプレッドのシート名はExcelのシート名でインポートされます。
Excelのシートすべてがインポートされます。 - csv や txt のような書式なしテキストファイル
新しいスプレッドシートを作成する・新しいシートを挿入する・スプレッドシートを置換するでインポートした場合、Googleスプレッドのシート名はファイル名になります。
ちょっとわかりずらいと思いますので、繰り返しになるところも多いですが、以下の2通りを例として説明していきます。
例1:Excelファイルを新しいスプレッドシートとしてインポート
例2:CSVファイルを既存スプレッドシートのあるシートと置換
例1:Excelの新規スプレッドシートでインポート
下画像のファイル名「サンプル表.xlsx」、シートが3つあるエクセルをインポートしていきます。
①Google スプレッドシートを立ち上げて、新規か既存にあるスプレッドシートを開きます。
②メニューバー[ファイル]をクリック
③[インポート] をクリック
④『ファイルをインポート』のウィンドウが出てきますので、[アップロード]タブをクリック
⑤画面にインポートしたいファイルをドラッグ
⑥インポートの設定画面がでてくるので、初期設定のスプレッドシートを新規作成するのままにする
⑦[データをインポート]ボタンをクリック
⑧スプレッドシートを新規作成するのときだけ、インポート完了すると『今すぐ開く』リンクがでてきます。
クリックするとインポートしたGoogleスプレッドを開けます。
これで、Excelの情報がインポートされました!
Googleスプレッドシートファイル名はインポートしたファイル名となります。
ここでは「サンプル表.xlsx」というファイル名をExcelをインポートしましたので、Googleスプレッドシートのファイル名「サンプル表」となっています。
3つのシートのあるExcelをインポートしましたのでシートも3つインポートされています。
シート名もエクセルと同じシート名になります。
書式もエクセルで設定していたものが、そのままインポートされています。
例2:CSVファイルを既存スプレッドシートのあるシートと置換
下画像のファイル名「サンプル表.csv」のCSVをインポートしていきます。
①Google スプレッドシートを立ち上げて、置換したいシートを選択します。
②メニューバー[ファイル]をクリック
③[インポート] をクリック
④『ファイルをインポート』のウィンドウが出てきますので、[アップロード]タブをクリック
⑤画面にインポートしたいファイルをドラッグ
⑥インポートの設定画面がでてくるので、『現在のシートを置換する』を選択
⑥-2区切り文字の種類:『自動的に検出する』のままにしておく
⑥-3テキストを数値、日付、数式に変換する:デフォルトのチェック入れたままにしておく
⑦[データをインポート]ボタンをクリック
これで、シートがCSVファイルが読み込まれて置換されました。
Googleスプレッドシートからダウンロード
ダウンロードできるファイル形式
以下ファイル形式でダウンロードできます。
- Microsoft Excel (.xlsx)
- PDFドキュメント (.pdf)
- OpenDocument形式 (.ods)
- ウェブページ (.html)・・・zipファイル
- カンマ区切りの値 (.csv)・・・現在のシート
- タブ区切りの値 (.tsv)・・・現在のシート
ダウンロードのやり方
①メニューバーにある [ファイル]をクリック
②[ダウンロード] をクリック
③ダウンロードしたい形式を選んでクリック
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